私が息子の不登校で悩んでいると、色んなところでこぼしていると、結構な割合で昔、不登校でした、とか、うちの子供も不登校だったよ、とかっていう話が返ってきます。
程度や期間の差はありますが、みんなあえて言わないだけで、話してみると本当に不登校がありふれた話で、皆さんどこかしらで不登校という現象に関わっていらっしゃいます。
- 甥が中、高と不登校で通信制高校ですら、登校日に行けずに大変だった。一度はバイトを頑張っていたものの人間関係がうまくいかずに今も引きこもりがちになっている。
- 息子が中学不登校だったけど、高校からは友達が誘ってくれて、行けるようになって、大学も卒業した。
- 小5でいじめにあい、不登校になったが、いじめに立ち向かって殴り返したらいじめられなくなって、行けるようになった。そこからは部活が楽しくなって仲間ができて、学校が楽しくなった。
- 小5くらいから勉強がわからなくなって、吹奏楽の部活も厳しくて、嫌になってしまい不登校気味に。中学2年間はほとんど学校へ行けなかったが、中3からは優しくて優秀な幼稚園からの唯一の友達が学校へも誘ってくれ、勉強もとても分かりやすく教えてくれた。モチベーションが上がり、吹奏楽部へも復帰し、高校へも合格できた。
他にも本当に多くの方が不登校に関わった経験を持っていらっしゃいます。今の時代不登校は恥ずかしいものでも珍しい事でもなく、誰もが陥る悩みの一つなんだと実感しています。
友達の影響は大きい
色んな経験を聞いていると、やっぱり不登校解決のカギは、友達。
どんな経験談にも友達がいてくれれば何とか乗り越えていけるよう。
ある人は、部活動を勧めてくれました。特に運動部で仲間が出来れば、部活が楽しくなるから学校にも行けるようになるよ、と。
ある子は、友達が一人でもいれば大丈夫だと思う、と言っていました。
実際うちの息子も友達が学校に誘ってくれたのをきっかけに行くようになりました。
わざわざ誘いに来てくれたわけではないのですが、長らく借りていたものを返しに行かせた際に、グズグズしていたので、痺れを切らした私が、強行突破でインターホンを押したことで、お母さんと話が出来、そのお母さんも同じような悩みがあったので、(勉強についていけていないとか、友達がいないようだ、とか)逆に息子に仲良くしてやって欲しいと頼まれました。その日をきっかけに、学校に来て欲しいと言ってもらえたことで、その子のために行こう、と思えたのではないかと思います。
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