またしても逃げ癖が邪魔する
長らく欠員待ちをしていた集団指導塾に、やっと空きが出て通い出したのですが、夏休み辺りからさぼりが始まりました。先生が言うには英単語の小テストを受けたくない為にわざと遅れて来ているとのこと。
理由はテストの点数をみんなの前で発表するのが恥ずかしい。
発達障害疑いの結果が出た今となっては、英単語が普通の子たちと同じやり方では覚えられないということがわかっているので、行きたくないと思う気持ちを簡単に理解してあげられるのですが、その当時は単なるさぼり、逃げ癖だとしか思えず、息子にとっては的外れな指摘を繰り返していました。
塾の先生も色々考えて下さり、塾に来ないを防ぐ特別対応（一人だけ点数発表しない）をとっていただき、このままでは集団授業にはついていけないと言われながらも何とか通わせていました。
勉強さえできれば不登校でも大丈夫という親のエゴ
学校へ行かなくなっても、塾にだけでも行ってくれれば、勉強さえ出来ていれば何とかなる。そう思っていました。
塾の先生もとても親切で、さぼってばかりの息子にも根気強く対応して下さり、成績は下位ながらも頑張っているという評価をして下さっていました。
しかし本格的に学校を不登校になり、周りに理解されない(私含む)どうしようもない劣等感から、無気力な日々に突入してしまうと、習い事も塾も行かなくなってしまい、ついに退塾を進められてしまいました。
集団指導の塾なので、これ以上の遅れは本人が自覚し、積極的な補習や自習ができなければ、来ていただいても無駄になってしまうと。
夏から言われていましたが、自習も補習もそこそこに騙し騙し冬になり、遅れを取り返せないまま、また欠席が続いてしまいました。
そうなるとさすがに塾側も高額な授業料を頂いているのに、対価を果たせないと。当たり前です。
こう言われた時点では発達障害検査すらも受けておらず、塾の授業についていけない理由もただの怠けだと思っていたので、なんとか、なんとか、と塾にしがみつきたい思いで一杯でした。
ですが、このまま通わせても無駄なのはもう夏からの結果で、わかっていました。毎回の塾に行かせようと必死の喧嘩にも疲れ切っている部分もあったので、泣く泣く退塾を受け入れました。
集団指導にこだわった結果
およそ一年、私の経験と、勝手な思い込みで息子を集団指導塾に半分無理くりな状態で通わせましたが、全く合っていませんでした。
発達障害があるとの結果が出て、ほんとぉぉぉに反省しました。
無理やりに集団授業に付いて行かせようと必死に頑張って、息子と取っ組み合いしていたのはただの無駄でした。
お互いに心身を病むだけの意味のない行動だったことがはっきりと突き付けられました。
機嫌よく通っていた個別指導塾に、周りとの競争だの進捗率だの気にせずに通わせてやっていれば、こんなにお互いに苦労しなかったのかなぁ、と。
集団塾で周りの子たちとの競争に勝つ体験をさせたいだけの親のエゴであったことにやっと気が付きました。
この集団塾への競争社会への強引な適応しなさい圧力が、ストレスとなって、自信喪失からの不登校へも繋がっていたとも十分に考えられます。
何とかしたい不登校への焦りは判断を間違える
春休みになり、学校もなく、塾もやめ、７年間続けた空手もやめ、やらなければならないことが何も無くなって、何もしない日々が、無駄な時間だけがどんどんと過ぎていくことに、私だけが勝手に焦り空回っています。
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