先日、市の教育相談施設で受けたテストの結果が返ってきました。結果が書かれた紙を一枚だけ渡されましたが、書いてある内容は見ただけでは何もわからないような言葉と数字のグラフでした。
説明を受けましたが、発達障害があります、とは言われないものの、集団生活には向いていないことが顕著な形のグラフが形成されているとのことでした。
WISC‐3の検査を受けたようです。
注意記憶が低いことでの学習障害
息子の場合は数唱という検査が5歳程度の子と同じくらいしかできておらず、注意記憶(FD)が低い結果となっていました。
注意記憶とは短期的な記憶だそうで、耳からの情報が入りにくい、聞いても記憶しておくことができずにすぐに忘れてしまうということでした。
その為普通に教室で一度授業を受けるだけでは、聞き逃してしまう内容が多く、ノートやプリント等の視覚から取り入れられるものが無ければ、授業を理解していくことが難しいということでした。
集団生活を続けていくには、口頭での指示は個別に何度か確認してもらったり、可能ならば文字にしてもらう必要があるそうです。
学校で嫌なこと1位は英語の暗唱発表
できないのにやらされて、次の日も、次の日も、出来るまで皆の前で発表させられるそうです。
「わかりません」とは言っても、暗記することは誰しも努力で出来るだろうという先生の考えでしょう。私もそう思っていました。
なんで、出来ない?
その意味がとてもよく理解できた検査結果でした。
息子は英語を教科書から文字として理解することは出来ても、発音を耳から取り入れることが難しかったのです。きっとローマ字読みのあたりから音としての情報をあまり記憶できないまま今日に至ってしまってるんだと思います。よくわからない単語の読み方をしていました。
発達障害の有無よりも不登校解決に近づくことが重要
こんなにも点と点がつながる結果になるとは想像していませんでしたが、出来ないのが、単なる怠けだけではないことがわかりました。
何かしらの対策で解決につながる道が見えた気がしました。
発達障害検査を受ける機会があるなら是非受けてみてください。
障害って言葉が何となく怖いですが、誰しも完璧じゃない、弱い部分があると思いますし、それがわかれば解決する方法が見えてきます。
息子の英語の苦手を克服することは困難かも知れませんが、本人も怠けが原因ではないことが分かっただけで、相当気持ちが軽くなったようでした。
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