【盗み癖】は治らないのか③ 悪い習慣を断つために生活環境を変える

盗み トンムゴンの日常
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父親と暮らす選択 自分で解決する力をつけて欲しい

携帯電話も持たず、お金も持たず、部屋にある荷物だけを持って家を出た息子。

300円くらいしか持っていなかったと思いますが、駅前の公衆電話から父親に連絡し、迎えに来てもらったようでした。

父親は公衆電話では話が出来ないので、とりあえず話を聞きに来たようでしたが、息子から盗んだお金をすぐに返さなければならない事や、もうこちらへは帰れない話を聞いて、私に連絡してきました。

私は別れた夫(息子の父親)とは話はしないと決めています。話しても分かり合えなかったから離婚したので、何を話し合ったところで時間の無駄だからです。

ただ、父親は息子からの説明だけでは現状も、追い出された意味もよくわからなかったのだろうと思います。ただお金が必要、しかも10万越え、そしてこれからは父親と暮らしたい。
それだけで黙ってお金を渡せるだけの経済力がある人ではなかったので、当然何事かと連絡してきました。

それでも私は一切相手にしませんでした。

ここで私が息子の状況を説明したり、父親に助けてやってくれと頼むのはおかしいからです。
私が解決しても意味は無い。息子自身が招いた結果、息子自身で解決させる。

 

息子を追い詰めているのは私 そこまでしてでも考えて欲しい罪について

これ以上息子の二度としません、を信じることは出来ない
家に泥棒を置いておくことも出来ない
家のルールを守れない者とは一緒に暮らせない
約束(盗んだお金は手伝いや、お小遣いから少しずつ返す)は破っても、盗んだ罪は消えてなくなるわけではない

それを言い続け、どうするのか決断しなさい。
と、父親に助けてもらうか、施設にでも行くか、そんな選択肢しか無い状況に追い詰めました。
ひどい母親だと思うでしょう。
誰にどう思われても、私は息子の盗み癖を治したいんです。
ただそれだけです。

私と一緒に暮らしていては治らない、それなら離れることも必要だと思ったのです。

 

DNA

元夫はお金にルーズな人間でした。そんな人に任せたくはないのが本音です。
ですが、私の手には負えなくなっているのが事実です。
私の育て方だけが正しいわけでは無い、信用できない元夫であろうが、息子の父親である以上、息子を育てる義務があるのは父親しかいません。私の次に息子を育てるなら施設より、父親が先です。

私とは合わなかったから離婚した元夫に似ている部分があって当然の息子。
私とは合わない部分を受け継いでいるならば、父親との暮らしで楽になることや、変われることもある、そう思います。

息子の盗み癖が治るなら、私と無理やり一緒に暮らすだけが正解じゃないと思いました。

 

約束

私が息子を父親のところで暮らすしかない状況に追い詰め、半強制的に父親と暮らす決断をした息子でしたが、逃げさせてはいけない約束がありました。

盗んだお金は返す

です。
一緒に生活していれば、こちらの手の中にいるわけですから、手伝いをさせることも、お小遣いを徴収することもこちらがコントロールできます。
ですが、離れて暮らすとなると、どうやって返済するのか、をきっちり決めてからでないとうやむやになってしまうのが目に見えています。

ここが肝です。

私が息子に真剣に考えさせたいのはここです。

盗んだものを返す、そうやって責任を取る予定だった。
返すことで、許してもらう予定だった。

が、果たせなかったわけです。

息子は、約束を果たす前にまた盗む、を繰り返してしまい、返す、という約束を自ら破ってしまったという自分の行動について真剣に向き合い、考えなければなりません。

私は容赦しません。

今までの、コツコツ返す、という約束は何度も破られた。
父親と暮らせばお小遣いを必ずもらえるという確約はない。
働いて稼ぐことが出来ない。

以上から、全額返金してもらう、その一択しか認めません。

父親に頼んで、こちらにお金を返し、父親に返済していく。そうするしかない状況を作りました。良い息子でいたかったのでしょう、父親には頼むことは何とか避けようと考えていたようでした。

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