もうあと数日で夏休みが終わり、新学期が始まろうとしています。
そんな日に息子は父親(離婚した元夫)のところへ行きました。もうこちらへは帰ってくることは出来ないとあきらめて。
転校するならば新学期から通えるようにすぐにでも手続きしなければなりません。
私は本気でした。
息子の盗み癖を治すには生活環境を変える、それしかもう私に考えられる手段はありませんでした。
帰ってきた息子
3日ほどだったと思います。結局父親側からもどうにもできないと言われ、息子は私に心の底からのごめんなさい、許してください、を言いました。
一度は引き取る、と言っていたものの、父親からも、こちらに返金するためのお金は貸せないとしか言ってもらえず、息子はこちらにも帰れず、父親にも受け入れてもらえない状態になっていました。
すぐにでも学校転入手続きを取って欲しいと父親側にメールで伝えていましたが、結局息子にお金を貸してやることが出来ない(息子が盗んだお金は自分には関係ない)との一点張りで、息子を連れて、私の両親に何とかしてほしいと言いに行った元夫(息子の父親)。
私の両親からの電話でこちらに帰りたいと息子が言っていると連絡がありました。
なぜわたしの両親を巻き込もうとするのかは全く理解できませんが、私が一方的に息子を押し付け、お金をむしり取ろうとしていると思っていたのだと思います。
正直お金なんてどうでもいい。
盗むという犯罪の重みを理解してほしい
何かを盗むということは、謝って終わり、ではなく、必ず返さなければならないという事。特にお金を返すという事は簡単ではないという事。
お金にどれだけの魔力があるのか、その怖さを息子が理解し、息子が重ねた罪の重さ、お金を盗むという犯罪の恐ろしさを、どうにかして息子に理解してほしい、とてつもなく厄介なその癖をどうにか治したい、その一心でした。
生活環境を変えて、盗み癖がなんとか収まれば、それが一番息子にとっては良い、と思っての行動でした。ですが、そんな意図が何年も子育てに関わっていない父親に伝わるわけもなく、やはり元夫など頼りにはならないと痛感しただけでした。
息子の生活環境を変えることは出来ませんでしたが、息子は、実際に家を追い出され、父親にもかばってもらえず、お金というものが絡むと面倒なことになる、という事だけは体感したのではないかと思います。
少しでも悪いことをしたと感じてくれていたら、この騒動も無駄ではなかったと思います。
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